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小動物臨床の獣医師のキャリアについて|どういう将来を選択するか


悩む医師

大学の獣医学部を卒業し、小動物臨床の世界に踏み入れ、どういうふうに自分のキャリアを作るか悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

今回は小動物臨床の獣医師がどのように経験を積んで、将来どんな獣医師のキャリアになるか見通しがつくよう解説します。


目次


小動物臨床のそれぞれの獣医師像

小動物臨床獣医師には様々な働き方や理想の獣医師像があります。

勤務医なのか開業医なのか、総合臨床科なのか専門科なのかなどですね。

もっと抽象的な獣医師像でいうと

「飼い主様から愛される町の獣医さんになりたい」

「難病を治せるスーパー獣医師に憧れる」

「学術で突出し、学会発表や論文発表を行い、世界から称賛される獣医師になりたい」

「ワークライフバランスが良い獣医師になりたい」

「経営分野で活躍し、大きな動物病院を作りたい」

など考えられる方もいるでしょう。

どれも人それぞれの考え方ですし、キャリアの作り方も人それぞれということですね。


勤務医と開業医としてのキャリアの違い


犬といる獣医さん

前の章でお話ししたようにキャリアの作り方は人それぞれです。

ですが、王道のキャリアの作り方がありますので、勤務医と開業医で例を一つずつご紹介していきます。

勤務医のキャリアの例

この例の人は大学の獣医学部を卒業し、一次診療の動物病院で働き始めます。

就職先は幅広い分野を経験できることや、仕事を続けられそうな人間関係の動物病院を選びます。

約3年間は予防医療から一般的な診療までできるように技術や経験を身につけます。

その後は今までの働くことで気づいた、今までで本当にやりたいことができる動物病院に転職します。

その動物病院で徐々に実績を積み、副院長、分院長に抜擢されていき、部下を持つようになっていく。

開業医のキャリアの例

この例の人は大学の獣医学部を卒業し、一次診療の動物病院で働き始めます。

就職先は幅広い分野を経験できることや、仕事を続けられそうな人間関係の動物病院を選びます。

約3年間は予防医療から一般的な診療までできるように技術や経験を身につけます。

その後は専門性を身につけることができる病院か、経営的に成功している動物病院に転職します。

動物病院を開業するのに向けて自分に専門性か経営力を身につけていく期間となりますね。

その3~5年後に自身で開業し、自らの目指す動物病院像を目指して経営をしていく。


以上勤務医と開業医の獣医師のキャリアの例でした。


総合臨床科と専門科のキャリアの違い


手術を行う外科医

次に総合診療科と専門家のキャリアの例をそれぞれご紹介します。

総合診療科のキャリアの例

総合診療科はとにかく1次診療で幅広く診察を行うことで実力をつけることができます。

勉強も大事で、最近ではJAHAや動物臨床学会が行なっている総合臨床医の認定医資格もあります。

内科だけではなく外科の技術も磨く必要もあります。

また、知識や技術だけではなく、飼い主に寄り添うコミュニケーションスキルも身につけると良いでしょう。

こういったものを身に付け、一つの動物病院で働いていくのが総合診療科のキャリアです。

専門科のキャリアの例

専門科は大学卒業後に研修医となることが多いです。

大学や二次診療施設には研修医制度があるので、そちらを利用して専門知識を身につけます。

研修医制度を終了後はそのまま二次診療施設に働くのではなくフリーランスとして様々な動物病院の診療やセミナー講演に呼ばれる生活をしていきます。


以上が総合診療科と専門科のキャリアの例でした。


まとめ

いかがでしたでしょうか?

小動物臨床獣医師には様々なキャリアがあり、今回ご紹介したキャリアはほんの一例です。

小動物臨床獣医師の枠にとらわれずに新たな働き方で起業する人もいます。

今回の記事を参考にご自身の目指すキャリアプランが見つかれば幸いです。





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