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獣医師の志望動機の書き方とは?|注意点と例文を紹介


外を歩くビジネスマン

履歴書やエントリーシートに志望動機を書く際に「どうやって書くのがいいんだろう」「志望動機はあるけど、書き方が分からない」と悩んだ経験はありませんか。

本記事では、獣医師の志望動機の書き方を解説するとともに、気をつけたい注意点や例文についても紹介します。 志望動機の書き方について悩んでいる方はもちろん、心に響く志望動機で就活を成功させたい方はぜひ参考にしてください。


獣医師の志望動機を書く際のポイント3つ

志望動機を書くにあたって、おさえておきたいポイントがあります。 ポイントをおさえることでより内定に近づきます。 しっかりチェックしていきましょう。


なぜその動物病院で働きたいのかを明確にする

まずは、自分がなぜその動物病院で働きたいのかを明確にしましょう。 さまざまな動物病院があるなかで、その動物病院を志望した理由を明確にすることで印象に残る志望動機が書けます。 そのためには、事前に志望する動物病院について調べておくことが必要です。 動物病院の場合は病院ごとに理念や特徴、動物に対する思いが異なります。 業務内容をきちんと把握し、病院研究も十分に行いましょう。


自分が就職先でどう貢献できるのかを明確にする

次に、自分が就職することで動物病院がどのようなメリットを得られるのかを明確にします。 動物病院では、診療での飼い主とのやりとりや、病院スタッフとのコミュニケーション能力が求められます。 日常の診察はもちろん、重症患者が来院したり、入院中の動物の容体が急変したりすることもあります。 その際に、なにを優先するかなどの判断力も求められるでしょう。

志望動機を書く際はコミュニケーション能力や判断力など、学生時代の活動やアルバイト経験などで培ったものを、志望する動物病院に積極的に伝えていきましょう。 自分が就職先で貢献できることがあることを、採用側に知ってもらえます。


どんな獣医師になりたいのかを明確にする

就職したあとに自分がどんな獣医師になりたいのか、どのようなことに取り組みたいのかを明確にしましょう。 動物病院では日々さまざまな種類の動物が来院します。 性格はもちろん、症状や病気もその子によってバラバラです。 また動物医療の世界も進歩しており、より良い治療方法や新しい薬なども開発されています。 外から得られる情報だけでなく、自分自身の技術や知識も常にアップデートしていかなければいけません。

「信頼される獣医師になりたい」や「困っている動物をなくしたい」など、より具体的な展望を伝えることで、採用側にどのような人物なのかを知ってもらえるでしょう。


志望動機を書く際の注意点


面接の様子

志望動機はうまく書くポイントがある一方で、気をつけなければいけない注意点もあります。 待遇面を志望動機にするのは避けましょう。 仕事を続けていくうえで待遇は非常に重要となってきますが、待遇面が理由で入社を志望されるのは動物病院も良い印象を受けません。 仕事への意欲も低い人という印象を持たれてしまうため、注意しましょう。 ほかにも「いろいろと教わりたい」というフレーズも志望動機ではNGです。 志望動機で使われる頻度も高く、教わるという言葉から成長意欲を感じますが、受け身の姿勢と取られてしまいます。 動物病院では教わるだけではなく、自ら知識や技術を磨いていく姿勢が求められるためです。

「理念に共感した」というフレーズも要注意です。 志望動機に書く場合は漠然と伝えるのではなく、理念のどのような部分に共感したのかを詳細に伝えるようにしましょう。 自分の考えを書いたうえで理念とどのように共感できているか、それを受けてどのようにしていきたいのか、積極性を伝えていきます。 上記のポイントに注意して、高評価を得られるような志望動機を書いていきましょう。


志望動機の例文を紹介

ここからは実際の志望動機の例文を紹介していきます。 2つのパターンを紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。


動物病院

【例文1】

私が獣医師を志した理由は、家族の一員であるペットの命を救い、飼い主の気持ちに寄り添った治療を提供したいと思ったためです。 中学生のころ、小さいときからずっと一緒にいた猫が高齢になり大病の末亡くなりました。担当していただいた獣医師がただ病気の治療を行うのではなく、こちらの気持ちや負担に寄り添った治療や提案を行ってくれました。とても印象的で温かい気持ちになったことを今でも覚えています。 この出来事がきっかけとなり、獣医師は治療を行うだけではなく飼い主やその家族に寄り添える職業だと感じました。 貴院では、大切なペットの健康を守るために最新の医療機器を揃え、24時間体制で治療を行える体制を整えております。このような環境のなかで、私も担当していただいた獣医師のように最適な治療を施し、飼い主にもペットにも温かい対応ができる獣医師を目指したいと思い、志望いたしました。 上記の例文は、ペットが亡くなった経験をもとにしています。志望する動物病院の特徴を織り交ぜているのがポイントです。


【例文2】

私は動物と人が共に安心して暮らせる共生社会の実現に貢献したいという思いから、獣医師を志望しました。幼少期から動物に囲まれた環境で育ち、動物と人の関係性の深さや、動物が人に与える癒しや支えの大きさを肌で感じてきました。 家族の一員であるペットが体調を崩したときに、頼りになる獣医師の方々に支えられた経験があり、それが獣医師という仕事への憧れと志望につながりました。 大学では動物医療の基礎知識と技術だけでなく、動物福祉、動物行動学、飼い主とのコミュニケーション方法についても学び、動物と飼い主の双方に寄り添うケアの重要性を実感いたしました。大学で学んでいくなかで感じたことは、治療や診断だけでなく、予防医療や適切な環境づくりのサポートが動物の健康を守るために重要であるということです。動物がよりストレスなく生活できるようにするには、飼い主が理解しやすい言葉でアドバイスし、信頼関係を築くことが大切だと考えました。 私が目指すのは、動物と飼い主の生活の質を高めるためのサポートを全面的に行える獣医師です。動物が抱える心身の問題を把握し、適切な医療や生活アドバイスを行うことで、動物と飼い主が共に健康で充実した生活を送るための手助けをしていきたいと考えています。 さらに、地域に根ざし、飼い主が気軽に相談できる『かかりつけ獣医師』として信頼される存在を目指します。最終的には、動物福祉や地域社会に貢献し、動物と人が安心して共に暮らせる環境づくりに寄与したいと考えています。 上記の例文では、目指す獣医師像や動物との共生社会への貢献意欲についてまとめています。


まとめ


斜め前を見る獣医師とラブラドールレトリーバー

獣医師の志望動機の書き方のポイントは、なぜその動物病院で働きたいのかを明確にすること、自分が就職先でどう貢献するのかを明確にすること、どんな獣医師になりたいのかを明確にすることです。 また、待遇面や受け身の姿勢を志望動機に書くことは採用側から低評価を受けるため注意しましょう。 志望動機に書く際は、自分の考えを織り交ぜながら書くと高評価につながります。 志望動機の書き方で悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にして熱意のこもった志望動機を完成させましょう。


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