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ペットの飼育頭数は減少傾向|飼育頭数が減少する5つの理由と動物病院の実情について




病院の受付




SNSが大流行した現代では他人がどんなペットを飼っているのかがすごくわかりやすくなりましたね。

そのおかげかペットを飼っている人が増えているような印象がある方もいるかもしれませんが、本当にそうなのでしょうか?

今回はペットの飼育頭数が減少する理由とそれにまつわる動物病院事情を解説していきます。

ぜひ最後まで読んでください。


目次


ペットの飼育頭数


悲しいフレンチブルドッグ

2023年のペットフード協会によると犬の推定飼育頭数は684万4000頭、猫の推定飼育頭数は906万9000頭と発表されています。

ちなみに20年前の2003年での飼育頭数は、犬で1114万頭、猫で1037頭と言われていました。

犬と猫の飼育頭数を合計した数もさることながら、特に犬の飼育頭数減少は顕著ですね。



犬の飼育頭数が減少している5つの理由

悲しい顔の雑種犬

犬の飼育頭数が減少している理由には様々なものがあります。

それぞれご紹介していきます。

①人口減少

日本の人口は毎年少しずつ減少していっています。

純粋にペットを飼う人数が減ってしまっていうことが要因ということですね。

②共働き家庭増加

増税や物価上昇に伴い日本での生活していくことが苦しくなっていて、共働き家庭が増えています。

犬を飼育するには散歩が必要になり、夫か妻のどちらかが朝晩と散歩に連れていくことが多いです。

現実的に考えて夫婦が朝から晩まで働いている家庭で犬を飼うのは難しいということになります。

また、家に人がいないのに犬を飼ったら寂しくてかわいそうという意見もありますね。

③少子高齢化

日本では少子高齢化が年々進んでいます。

犬を新しく飼う理由の中に「子供の教育のため」というものがあります。

少子高齢化によりこの理由から犬を飼う人は減っているのでしょう。

④猫より犬の方が手のかかるイメージ

犬は猫と違って散歩、しつけ、トリミングなどが必要になります。

猫はしつけをしなくてもトイレを覚えてくれたり、散歩に行く必要がないという点で実際に犬より手はかかりません。

そのため以前は犬より猫の方が飼育頭数が多かったのに、現在では逆転減少が起きていますね。

⑤動物愛護法の改正で繁殖業者への規制が強まり犬の出生率減少

実は動物愛護法は最近改正されました。

その中の一つの改正に繁殖業者に規制が強まったということがあります。

以下が実態です。

  • 2022年に第一種動物取扱業が取り扱える犬は一人当たり30頭(うち繁殖犬25頭)、猫は一人当たり40頭(うち繁殖猫35頭)となる。

  • 2023年に第一種動物取扱業が取り扱える犬は一人当たり25頭(うち繁殖犬20頭)、猫は一人当たり35頭(うち繁殖猫30頭)となる。

  • 2024年に第一種動物取扱業が取り扱える犬は一人当たり20頭(うち繁殖犬15頭)、猫は一人当たり30頭(うち繁殖猫25頭)となる。

このように段階的に法改正が行われ、現在ではペットショップなどで生体販売される犬猫の数が減ってきています。

この影響からか1頭1頭の生体価格は上昇傾向にあります。

これも飼育頭数が減少する一つの要因と考えられます。


動物病院はどうなるか

当然ペットの飼育頭数、特に犬の飼育頭数が減少すると、動物病院の来院数は減少していきます。

しかし、日本の動物病院の数は実は毎年増加しています。

動物病院の競争は年々激しくなっているのですね。

犬の飼育頭数が減ることで実は「ある変化」が飼い主の中で起きています。

それはペットを家族だと考えてお金をかける人が増えていることです。

その影響からか動物病院に求められる医療はどんどん高度医療化、専門分化してきています。

動物病院の経営も、薄利多売の経営方針から患者一頭一頭を大事に高度なことを行う経営方針になる動物病院が増えていくでしょう。

また動物病院で働く獣医師、動物看護師にはさらに多くの知識やスキルが求められていくでしょう。


まとめ

日本のペットの飼育頭数の減少は動物病院業界にとって決して追い風とは言えません。

その中でも自己研鑽を続けた獣医師や動物看護師が今後生き残っていくことが予想されます。

これから動物病院で働こうとしている人もすでに動物病院で働いている人も一生懸命努力を続けていきましょう。


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