動物病院の求人を探すときは福利厚生も大事な要素です。
「病院の理念や雰囲気はとてもいいけど福利厚生は全くないです」
という病院はブラック企業認定しちゃいますよね。
それくらい動物病院の福利厚生は大事です。
今回は福利厚生とは何なのかを解説し、実際にさまざまな動物病院で導入されている福利厚生を紹介していきます。
最後までお読みいただき、動物病院の就職活動に役立てていただけると嬉しいです!
目次
福利厚生は2種類に分かれる
あまり知られていないことですが、福利厚生には2種類の意味があります。
法定福利厚生と法定外福利厚生の2つですね。
法定福利厚生は法律で定められている福利厚生のことで会社が従業員に対して提供する義務があるものです。
法定外福利厚生は法定福利厚生以外のもので、会社が独自で実施する福利厚生のことです。
就職先を選ぶときは、法定福利厚生があるかどうかを必ずチェックする必要がありますが、法定外福利厚生はあくまでおまけとして考えるのがいいかもしれないですね。
福利厚生
福利厚生にはどのようなものがあるかをそれぞれ解説していきます。
健康保険
社員やその家族が病気やけがなどで医療費がかかるときに、医療給付や手当金の支給が行われる保険ですね。
保険証が配られるのはこの保険があるからですね。
厚生年金保険
公的年金の一つで、国民年金に上乗せされて給付される年金のことです。
会社勤めをする従業員が加入する保険です。
将来の年金のための制度ですね。
雇用保険
労働者が失業した時や働くことができなくなった時に生活支援をしてくれる保険です。
介護保険
少子高齢化から介護する家族の負担を軽減してくれる保険です。
労災保険
通勤中や業務中に怪我や病気になった際に給付してくれる保険ですね。
動物病院では動物から怪我を負わされることもありますので、他の業種と比べると利用頻度が多い保険ですね。
年次有給休暇
一定の要件を満たした全ての労働者に与えられる、賃金が減額されない休暇のことです。
など他にも様々あります。
ここまで詳しく載っていない求人も多いのでしっかりと確認することが大事です。
法定外福利厚生
次に法定外福利厚生にどんなものがあるのか解説していきます。
住宅手当、家賃補助
従業員に会社の近くに住んで欲しい場合に支給される手当です。
交通費
遠くからでも従業員に出勤してほしい場合に支給される手当です。
賞与制度
いわゆるボーナスですね。
業績に基づいて従業員に支払われる制度です。
書籍購入制度
勉強することが大事な業種ではこの制度は重要です。
特に動物病院は獣医療を学ぶ必要があり、かつ、獣医療系の書籍は高価なので、重宝される制度です。
慰安旅行
社員旅行のことですね。
従業員の交流を深めるために行われることが多いです。
社員食堂
あまり動物病院にはないですが、大きな会社では食堂があり低価格で食事を提供してくれることがあります。
このように法定外福利厚生にも様々なものがありますね。
おすすめの福利厚生は人によって異なる
「なんでもいいから福利厚生が欲しい」
という考えは避けた方が良いです。
その人ごとにおすすめの福利厚生は変わります。
勉強をたくさんしたいなら研修制度や書籍購入制度があると嬉しいですよね。
実家を出て一人暮らしするなら住宅手当が欲しいし、遠方の実家から通うなら交通費が欲しいところです。
自分にとって「あったらいいな」という福利厚生を前もって考えておくと良いでしょう。
面白い福利厚生3選
最後に動物病院にある面白い福利厚生について紹介します。
論文投稿奨励制度
獣医師や愛玩動物看護師は学会発表や論文発表をすることで日本の獣医療の発展に寄与してきました。
そのため、動物病院の中にはこの学術活動に対して手当を出す病院もあります。
学会発表参加費や参加するための旅費、論文掲載された時の手当などですね。
昼ごはん支援
動物病院は忙しいため、昼ごはんを買いに行く暇がなかったり、コンビニの食事ばかりになってしまい、栄養バランスが傾くことが多いです。
筆者が経験したのは毎日昼ご飯を200円で支給してくれる福利厚生ですね。
栄養バランスに配慮した食事が支給されるのでとても嬉しかったのを覚えています。
ペットの診察代、フード代の従業員割引、愛犬同伴出勤
動物病院のスタッフはペットを飼っていることが多いです。
動物病院で働いていると自分が身につけた獣医療のサービスを自分のペットに提供したくなるもので、この制度によりこのサービスを割引で提供してあげることができます。
また、病気の犬を飼われている方には愛犬同伴出勤という制度がある病院もあります。
まとめ
今まで福利厚生についてなんとなくは知っていたけど詳しく知らなかった方が多いのではないでしょうか?
筆者の周りにも法定福利厚生と法定外福利厚生の違いがわからない方がたくさんいました。
しっかりとして知識を身につけ、自分の就職活動に役立てていただけると嬉しいです。
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