top of page

理想の動物病院の探し方7選|獣医師と動物看護師の就職活動の第一歩

獣医師や動物看護師、そしてこれから獣医師、動物看護師になろうとする学生の中には

「動物病院に就職したいけど探し方がわからない」

「動物病院の転職で失敗したくない」

「そもそも自分が理想の職場とする動物病院がわからない」

というふうに悩み、何から始めればいいかわからなくなってしまう方、非常に多いと思います。

今回は獣医師歴10年で転職を2回経験した動物病院の現院長が、動物病院の就職先の探し方をご紹介します。

ぜひ最後までお読みいただき、就職活動の第一歩を踏み出していただけると嬉しいです。


パソコンの前で悩む女性


目次


目標と条件を決めよう

ガッツポーズする男性

就職先の動物病院を探す前に決めておかなければいけないことがあります。

それは

  • 目標

  • 条件

の二つです。


○目標

あえて普通の会社ではなく、動物病院で働こうという人は特別な想いを持っていることが多いです。

「子供の頃にお世話になった町の獣医さんみたいに将来開業したい」

「ドラマに出てくるような難病を治すスーパー獣医師になりたい」

「地域に密着して飼い主から愛される看護師になりたい」

就職活動を開始する時点で抱いている想いから目標を決めましょう。

目標を決めておくと、例えば将来外科の専門医になりたい獣医師が、内科専門の動物病院に就職してしまう、なんてことを避けることができます。

目標に基づいた就職先選びを心がけましょう。


○条件

目標が達成できればどんな職場でもいいというわけではありませんね。

就職してから条件が合わずに心や体が病んでしまうということを避けるために、「これだけは譲れない条件」をあらかじめ決めておきましょう

例えば

  • 休日日数・有給休暇の有無

  • 福利厚生・健康保険・厚生年金・労災の有無

  • 従業員の数

  • 通勤距離(公共交通機関の利用を勧める動物病院が多い)

  • スタッフの仲の良さや雰囲気

などですね。

この条件がブレてしまうと理想の職場に辿り着けないこともあります。

しっかり前もって決めておきましょう。


理想の動物病院の探し方7選

悩むカップル

動物病院の情報は自然と集まるわけではありません。

この章では理想の動物病院の探し方を紹介していきます。


①検索エンジンで調べる

現代のほとんどの動物病院は自院のホームページを持っています。

GoogleYahoo!などの検索エンジンで動物病院の公式ホームページを調べることで動物病院の詳細を閲覧することができます。

まずは「動物病院 地域 診療内容」で検索してみましょう。

動物病院のことをあまり知らない人も、ホームページを見ることで、動物病院がどういう仕事をしているかイメージすることができますね。

求人を募集している動物病院のホームページには募集要項求人用の特設サイトがあるので、見てみるのが良いでしょう。

また検索エンジンで動物病院を検索すると口コミを見ることができます。

口コミでは患者様という従業員以外の声も見れるので、病院内の雰囲気を確認するのにおすすめです。

②SNSで検索

SNSでの発信が大流行し、YouTubeTikTokInstagramXで発信する動物病院や院長が増えてきています。

動物病院のホームページでは動物病院の設備や診療内容を見ることができますが、SNSでは病院やスタッフの雰囲気や院長の考え方を見ることができます。

定型文を使っている投稿や業務的な投稿をしているSNSではなく、想いや気持ちがこもっているSNSを参考にすると良いと思います。

③学校に来ている求人を見る

どこの大学、専門学校にも総務課というものが存在します。

総務課に相談して動物病院が学校に出している求人票を見せてもらいましょう。

ただし、求人票には条件のみ書いてあることが多いです。

実際に動物病院がどういう診療をしているか、どんな雰囲気なのかは別の方法で調べる必要があります。

GoogleやYahoo!やSNSで調べるのも良いですが、最もおすすめの方法は求人を出している動物病院が学校にきて説明会をするときに、気になった求人票のブースに話を聞きに行く方法です。

説明会の時期は限定されているので、見逃さないようにしましょう。

④動物病院特化の人材紹介を頼る

動物病院だけではなく転職をする人が増えてきているため、動物病院業界に特化した人材紹介エージェントが増えてきています。

とても手厚く動物病院と繋げてくれるのでスムーズに就職先を見つけることができます。

デメリットは求職者の就職が決まったときに、動物病院が人材紹介に手数料を支払わなければいけない点ですね。

手数料の相場は年収の20~40%ほどで、動物病院はその分入職者の収入を安く設定したり、採用に至るまでのハードルが高くなることがあります。

自分で就職先を見つけるのが苦手な人向けのサービスと考えるのがいいかもしれませんね。

⑤動物病院専用の求人雑誌を見る

動物病院専用の求人雑誌を出版している会社がいくつか存在しています。

雑誌には様々な動物病院の情報が載っています。

一度に複数の動物病院の情報を手に入れるためには最も適している媒体ですね。

しかし、この雑誌を手に入れること自体がやや難しい印象があります。

本屋には置いているはずもなく学会勉強会などで業者さんから直接もらうことが一番多いです。

⑥学会の懇親会に出席する

学会では講演の後に懇親会が開催されることが多いです。

そこで様々な動物病院の院長が交流を深めているので、そこでコミュニケーションを取るとそのまま実習や就職につながることもあります。

ただし、懇親会でコミュニケーションを取るにはかなりの行動力コミュニケーションスキルが必要となります。

自信のある方のみチャレンジしてみましょう。

⑦教授、先輩、同僚に紹介してもらう

動物病院業界は狭く横のつながりが強いです。

どうしても自分の理想とする動物病院が見つからなかった場合は教授、先輩、同僚を頼って動物病院を紹介してもらいましょう。

実習に行く際には紹介してくれた方の信用を落とさないようしっかりとした対応を心がけましょう。


診療内容の違いから動物病院を選ぶ

猫を診察する獣医師

動物病院を見つけることができるようになっても、どういう基準で選べばいいかわからないという方も多いと思います。

動物病院は診療内容の違いによって1次診療施設2次診療施設1.5次診療施設に分類されていて、どの動物病院を選ぶかはそれぞれの目標によって変わってきます。

この章では、それぞれの施設の違いについて解説していきます。

①1次診療施設

1次診療施設は一言で言うと「かかりつけの町の獣医さん」ですね。

1次診療施設では「予防医療」から「一般的な病気や怪我の治療」を行っています。

「予防医療」では狂犬病、混合ワクチン接種やノミ、ダニ、フィラリアなどの寄生虫の予防、健康診断、避妊手術、去勢手術を行うことが多いです。

「一般的な病気と怪我の治療」は例えば皮膚が痒い、下痢をしている、嘔吐がある、なんとなく元気がない、咳をしているなど幅広い症状に対して病気を診断し治療することを指します。

一次診療施設で働くメリットには

  • 予防から一般的な病気や怪我まで幅広く診察に携われる。

  • 飼い主様と距離感の近いコミュニケーションができる。

があります。

例えば、「町の獣医さんに憧れがある」「将来地元で開業するために幅広く知識を身につけたい」

「人と楽しくコミュニケーションを取るのが好きだ」という人は1次診療施設を選ぶと良いでしょう。

②2次診療施設

2次診療施設は人間の医療で言う大学病院のように専門性のある動物病院のことです

2次診療施設では「専門医療」を扱っています。

例えば心臓に強い循環器科専門の動物病院や眼の病気に強い眼科専門の動物病院などですね。

2次診療施設では一般的にワクチン接種や避妊手術、去勢手術などの予防医療を扱わないことが多く、その施設が専門としている診療科のみに特化して獣医療を行っています。

「1次診療施設で対応不可能な難病の治療を2次診療施設」で行うといったイメージですね。

2次診療施設で働くメリットには

  • 一つの診療科に特化して診察に携われる。

  • 病気と向き合う時間が長い。

があります。

例えば、「直接難病で苦しむ動物たちを助けたい」「将来認定医や専門医の資格を取りたい」「学会発表や論文発表に興味がある」という人は2次診療施設で選ぶと良いでしょう。

③1.5次診療施設

最近では、普段行っている獣医療は一次診療施設の形態に近いけど、特定の診療科に強みを持つ、1.5次診療施設という動物病院も増えてきています。

1次診療施設からの紹介という手順を踏まずに、シームレスに専門診療まで行えるのが1.5次診療の強みですね。

1次診療施設、2次診療施設どちらにするか決めきれない人は1.5次診療施設を選び、様々な経験をするのもいいですね。


個人病院と企業病院の違い

飼い主の会話

動物病院は経営者が個人なのか企業なのかによって性質は変わります。

働いている人の成長にも大きく関わる部分なので、実習に行く前にしっかり見極めましょう。

①個人病院とは

個人が経営する動物病院には以下の特徴があります。

  • 院長の得意分野を近くで見れる

  • 人数が少ない傾向にあるので、経験を積み始めるのが早い

  • 変化に柔軟に対応できる

  • 院長は言うことは絶対

  • 福利厚生は整っていないことが多い

  • 教育体制が整っておらず、放任されることもある

ベンチャー企業に似た働き方になるので、自由に自分から成長していける人には向いているでしょう。

②企業病院とは

企業が経営する動物病院には以下の特徴があります。

  • 福利厚生がしっかりしている

  • 教育体制が整っている

  • 従業員が多いので意見交換可能

  • 新しいことを始めるのに手続きが必要

  • 異動があることもある

企業病院はワークライフバランスが整っている傾向にあり、個人病院と比べるとホワイトな職場のことが多いです。

ただし、企業病院は経営者が獣医師ではないこともあります。

一般的な会社の常識である福利厚生が整っていても、現場で働く獣医師や動物看護師の気持ちがわかってもらえないこともあり、ストレスを溜めてしまう人もいます。

自分の目標や条件と照らし合わせて、自分に向いているかどうかしっかり考えましょう。


まとめ

犬と獣医師

それぞれ目標や条件によって理想の職場は変わります。

なぜ獣医師や動物看護師になったのかルーツを思い出し、就職先を探すことが大事です。

動物病院の探し方や就職先に選ぶ基準には様々なものがあるので、よく考えてしっかり行動していきましょう。



閲覧数:0回0件のコメント

コメント


bottom of page